マテリアリティ(重要課題)とSDGsmateriality
TAISEI株式会社のマテリアリティ(重要課題)とSDGsをご紹介します。
CO2排出ゼロのモノづくり
私たちは、調達、製造、物流、廃棄に至るすべてのバリューチェーンにおいて、CO2排出ゼロの実現に取り組んでいます。具体的には、全社でのLED照明化、工場での太陽光蓄電システムの導入、Jクレジット購入や再生可能エネルギー由来の電力活用推進、省エネルギー設備の導入など、製造過程から環境負荷を計画的に削減しています。また、紙の持つ優れたカーボンニュートラル特性を活かし、社会全体でのCO2排出量削減に寄与する製品や技術革新を提案し続けています。さらに、自社活動だけにとどまらず、パートナー企業や消費者に向けた啓発活動を通じて環境意識を高め、行動変容を促進します。
こうした取り組みを通じて、バリューチェーン全体のCO2排出量を実質ゼロにするだけでなく、持続可能な未来への道筋を切り開くことを目指しています。
持続的循環のモノづくり
私たちは、製品のライフサイクル全体を通じて、資源の効率的な利用を実現し、サーキュラーエコノミーの確立に挑戦しています。紙という素材は、再生産可能な木材を原料とし、高度な古紙リサイクルシステムを持っています。これらを活用することで、持続可能なものづくりの基盤を提供します。
工場での生産活動では、廃棄物の削減やリサイクル率向上に務め、再生紙やFSC認証紙などの使用を積極的に推進しています。また、石油由来樹脂の使用を抑えるために、脱プラ製品の開発を進め、環境に優しい製品ラインナップのさらなる拡充を図っています。こうした取り組みにより、私たちは社会全体のプラスチックごみ削減を目指し、自然界の循環を尊重した経済システムへの移行を支援します。お客様が私たちの製品を選ぶことで、持続可能な社会の実現に貢献できるよう、素材と技術の革新を通じて新たな価値を創造し続けます。
CO2と廃棄物を減らすモノづくり
私たちは、地球環境を保全し、持続可能な社会の実現に貢献するため、基本方針に基づいて環境に配慮した製品作りを進めています。関係法令および各種規制を遵守しながら、製品のライフサイクル全体を通じて、環境負荷低減と新価値創造の両立を目指しています。製品開発では、3R(Reduce、Reuse、Recycle)の視点を設計に取り入れ、最小の負荷から最大の感動と喜びを生み出すことを追求します。
また、機能性と環境配慮を兼ね備えた素材の開発を進め、自然界の循環を尊重した設計を実現しています。これにより、環境負荷を抑えるだけでなく、持続可能な社会にふさわしい製品として、お客様に選ばれることを目指します。私たちは、地球と人々の未来を見据えた製品づくりを通じて、環境保全と社会的課題解決の両立を追求していきます。
生態系に配慮した事業活動
私たちは、地球環境への感謝を胸に、全ての事業活動を通じて、環境保全に積極的に取り組んでいます。特に、森林や水資源の保護、生物多様性の維持に重点を置いた活動を展開しています。森林保全では、紙の主原料である木材を持続可能な方法で活用するため、FSC認証をはじめとした責任ある調達を徹底しています。また、植樹活動や森林再生プロジェクトを通じて、地域の緑化や二酸化炭素吸収源の拡大にも寄与しています。水資源の保護では、工場での水使用量削減や排水の適正管理を行い、地域の水環境への影響を最小限に抑えています。さらに、生物多様性の維持に向けて、事業所周辺での自然環境や生息地の保全活動を推進し、野生動植物との共存を図っています。これらの取り組みを通じて、自然環境への負荷を低減し、未来に豊かな地球を引き継ぐことを目指していきます。
働きがいのある健やかな職場環境
私たちは、「すべての従業員が健やかな心と身体で働ける環境づくり」を最優先事項の一つとして掲げ、健康経営の実現に取り組んでいます。従業員一人ひとりの健康は、会社の持続的成長の基盤であると同時に、社会全体の幸福にもつながるものです。そのため、定期的な健康診断やメンタルヘルスケアの強化に加え、健康促進プログラムや福利厚生の充実を図っています。例えば、がんを含む病気の保障制度や24時間対応の医療相談窓口に加入するなど、健康をサポートする具体的な取り組みを行っています。また、職場環境における課題に一つ一つ真摯に取り組むことで、従業員の自律した成長を促す風土づくりに注力しています。これらの施策を通じて、従業員が生き生きとやり甲斐を持って働ける職場を築き、持続可能な経済成長と「すべての人に健康と福祉を」という社会的目標の達成に貢献していきます。
理念を共にした多様な人財
私たちは、理念を共にする多様な人財が、その個性と能力を存分に発揮できる職場環境を構築し、企業としての成長と社会全体の調和ある発展を目指しています。ジェンダー、年齢、国籍、文化的背景、障がいの有無など、多様な視点と価値観を尊重することが、イノベーションを生み出し、社会課題の解決に繋がっていくと考えます。そのため、全ての従業員にとって働きやすく、長期的に活躍できる環境の整備を進めています。さらに、国際的な人財を受け入れ、異文化間の共感と学びを促進するため、グローバルな視点での採用・共育を実施しています。外国籍社員向けの支援制度や多言語対応の環境整備を行い、安心して能力を発揮できる職場づくりに努めています。こうした取り組みを通じて、「ジェンダー平等を実現しよう」「働きがいも経済成長も」「人や国の不平等をなくそう」といった国際社会の目標達成に貢献するとともに、多様な人財の力を企業の新たな成長原動力として活かしていきます。
共に学び合う育成組織
私たちは、共育を企業活動の中核に据え、従業員一人ひとりが互いに学び合いながら成長できる組織づくりを目指しています。この共育の理念を通じて、質の高い共育機会をすべての人に提供し、働きがいのある経済成長に寄与することを目標としています。新入社員から経営層に至るまで、段階的かつ継続的な研修プログラムを実施し、専門知識や技術の習得はもちろんのこと、リーダーシップや問題解決能力の向上を図っています。また、業界や市場の変化に対応するため、資格取得支援など幅広く学びの機会をサポートしています。さらに、他部門やパートナー企業との連携を強化することで、異なる視点や経験を共有し、創造的な発想を促進します。こうしたオープンな学びの場を通じて、組織全体の知見を深め、イノベーションを生み出す土壌を育んでいます。私たちは、共育を通じて「質の高い教育をみんなに」「働きがいも経済成長も」という国際的な目標に貢献し、学びの循環を広げながら、持続可能な成長を実現していきます。
パートナーシップで構築するサプライチェーン
私たちは、共益共生の理念のもと、パートナー企業との連携を通じて、持続可能で責任あるサプライチェーンの構築を目指しています。「つくる責任 つかう責任」を果たしながら、社会全体の持続可能性向上に寄与し、共に成長する仕組みを推進します。調達においては、環境・社会・ガバナンス(ESG)の観点を重視し、再生可能な素材の活用や、リサイクル可能な製品づくりに積極的に取り組んでいます。また、サプライチェーン全体でのCO2削減や廃棄物削減を目指し、製造から流通、販売に至るまで環境負荷の低減に努めています。さらに、パートナー企業との定期的な対話や品質訪問を通じて、共通の目標に向けた理解を深め、課題解決に向けた協働を進めています。新たなパートナーシップの構築にも積極的に取り組み、地域社会やグローバル市場における責任ある企業活動を展開します。私たちはこのような共益共生の取り組みを通じて、「パートナーシップで目標を達成しよう」というSDGsの理念を実現し、社会的価値と経済的価値の両立を目指していきます。共に未来を創るパートナーとともに、持続可能な成長の道を歩み続けます。
持続可能で彩りに満ちた社会づくり
私たちは、事業活動を通じて、「明るく楽しく美しく彩りある生活文化の創造」を目指すとともに、社会全体の発展に寄与することを使命としています。企業としての責任を果たすだけでなく、地域社会の一員として主体的に社会貢献活動に取り組み、持続可能で彩り豊かな社会の実現に努めています。貧困や飢餓の解消に向けては、地域や国内外の支援団体と連携し、食料供給活動など様々な支援に積極的に参画しています。また、子どもたちへの質の高い教育機会の提供や、未来を担う世代の育成に向けた寄付活動、ボランティア活動も推進しています。さらに、住み続けられるまちづくりに向けて、環境保全活動や地域の文化・伝統を尊重した社会インフラの整備支援を行い、地域コミュニティの活性化を図っています。これらの取り組みは、企業としての社会的価値を高めるだけでなく、地域住民や従業員が共に成長し合える場を創出します。私たちは、事業を基盤とした社会的課題の解決とともに、地域社会や国際社会に対して多面的な支援を行うことで、「貧困をなくそう」「飢餓をゼロに」「質の高い教育をみんなに」「住み続けられるまちづくりを」といったSDGs目標の達成に貢献してまいります。
適正なガバナンスの確立
私たちは、持続可能な成長と企業価値の向上を目指し、適正で透明性の高いコーポレートガバナンスの確立に取り組んでいます。これは、企業経営における健全性を確保すると同時に、すべてのステークホルダーからの信頼を築くための基盤となるものです。私たちは、法令遵守を徹底し、公正な意思決定と適切なリスク管理を行うことで、経営の透明性と効率性を向上させます。また、取締役会や各種委員会を中心に経営に関わるマネジメント機能を強化し、迅速かつ的確な意思決定を実現しています。さらに、全従業員に向けて倫理観の醸成を図る共育を推進し、公平で開かれた企業文化を構築しています。私たちは、「平和と公正をすべての人に」というSDGs目標を実現するため、適正なガバナンスを通じて社会的責任を果たし、全てのステークホルダーと共に信頼と価値を創造し続けます。
リスクマネジメントの強化
私たちは、事業活動を取り巻くさまざまなリスクを適切に管理し、持続可能な成長を実現するために、リスクマネジメントの強化に取り組んでいます。変化する経営環境や社会的課題に対応するためには、潜在的なリスクを早期に特定し、予防・対応策を講じることが不可欠です。特に、気候変動への対策は、最優先課題の一つです。私たちは、気候リスクの分析を通じて、自然災害や資源の枯渇、サプライチェーンへの影響など、事業運営における潜在的な課題を特定しています。そして、CO2排出削減や再生可能エネルギーの活用を推進し、気候変動の緩和に貢献する取り組みを進めています。さらに、経済的・社会的リスクに対しても、グローバルな視点で対応力を高めています。リスクマネジメント方針の徹底や社内共育の実施を通じ、全従業員がリスクへの高い意識を持ち、迅速かつ柔軟に対応できる体制を構築しています。
私たちは、気候変動を含む多様なリスクに具体的な対策を講じることで、社会や環境への影響を最小化し、持続可能な未来の実現を目指します。